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メディゲンの肝臓がん新薬、中国で開発推進


ニュース 医薬 作成日:2019年12月19日_記事番号:T00087502

メディゲンの肝臓がん新薬、中国で開発推進

 バイオ医薬品メーカー、基亜生物科技(メディゲン・バイオテクノロジー)は18日、肝臓がん新薬「PI-88」の台湾を除く全世界での開発・商業化の権利を、中国の基亜細胞科技に付与したと発表した。同新薬の臨床研究を加速させることが狙いだ。新薬認可までに基亜細胞科技から支払われる権利金は合計で5,000万人民元(約7億8,000万円)に達する。19日付工商時報が伝えた。

 基亜細胞科技にはメディゲンが45%を出資しており、細胞医療と新薬開発を手掛けている。台湾では資金調達が困難なため、基亜細胞科技が主導する形で資金調達を行い、臨床研究を進め、3年以内の臨床試験の開始を見込む。

 メディゲンはまず契約金として600万人民元を受け取り、その後、臨床試験の認可や開始などのタイミングで合計1,800万人民元のマイルストーン収入を得る。最終的に新薬認可が下りた時点で2,600万人民元の支払いを受ける。

 他の新薬のマイルストーン収入も続々見込まれていることから、メディゲンは2020年に損益均衡、21年に黒字転換を見込む。