ニュース 建設 作成日:2019年12月19日_記事番号:T00087505
シービーアールイー(CBRE)台湾が18日発表した統計によると、台北市の今年のA級(高級)オフィス物件の空室率は5.05%と過去18年で最低となり、平均賃料は1坪当たり2,790台湾元(約1万円)へと前年比3.15%上昇した。同社は、A級オフィス物件は2023年以降に完成が相次ぎ、供給が急増するとの見通しを示した。19日付経済日報が報じた。
朱幸児CBRE台湾董事総経理は、デベロッパーからオフィスビルの開発意欲を示す電話が相次いでいると明かした(18日=中央社)
台北市の中でも信義計画区のA級オフィス物件の平均賃料は坪3,466元と前年比3.3%上昇し、過去10年で最高だった。B級オフィス物件の空室率は3.36%に下落し、平均賃料は坪1,788元で1.22%上昇した。同社は、B級オフィスからA級オフィスへの移転による需要が54%を占めると説明した。
同社は、台北市では今後3年、オフィス物件の新規供給がほぼないが、23年より富邦人寿保険の信義計画区A25区画での本部ビル、京華城(リビング・モール)跡地(松山区)でのオフィス商業施設などが相次いで完成し、台北市南港区でも新規供給が10万坪に上ると指摘した。
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