ニュース 政治 作成日:2019年12月19日_記事番号:T00087513
総統選挙の候補者による第1回テレビ政見発表会が18日夜に行われ、討論会形式ではなかったものの、民進党の現職、蔡英文候補と、国民党の韓国瑜候補(高雄市長)が激しい舌戦を繰り広げた。19日付蘋果日報が伝えた。
テレビ政見発表会では、挑戦者である韓氏(右)が主に攻勢を仕掛けたが、内容がやや薄かった印象だ(18日=中央社)
韓氏は「蔡氏は全く中華民国を愛しておらず、(中台による)1992年の共通認識(92共識)も認めようとしない」と批判。「国民党は中華民国の完全な国としての地位、憲政体制の下での両岸(中台)交流を進めようとしているが、蔡氏に『一国二制度を支持している』とのレッテルを張られた」と主張した。
これに対し蔡氏は「韓氏の発言は差別的で情緒的であり、社会対立をあおっている」とした上で、現在の政府は中華民国の憲政体制下で運営されており、韓氏の主張には根拠がないと反論した。
また、韓氏が3月の香港訪問時に中国の出先機関、中央人民政府聯絡弁公室(中聯弁)を訪問したことに対し、蔡氏が一国二制度への黙認と批判すると、韓氏は「自分が中聯弁に行くと『売台』だと言われるが、蔡氏ら民進党幹部は中国大陸に行き、大陸の高官と飲食したことはないのか」などと反論した。
この他、韓氏が民進党政権の大気汚染対策に触れ、「中部の人々の肺は爆発寸前だ」と述べたかと思えば、蔡氏は「韓氏は自分の豪邸の問題も避けようとしている」「韓氏は庶民や苦しい人々を選挙の道具にしている」などと韓氏の選挙戦を皮肉り、互いに批判のトーンを高めた。
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