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脊髄性筋萎縮症の治療薬、健保給付対象に


ニュース 医薬 作成日:2019年12月20日_記事番号:T00087529

脊髄性筋萎縮症の治療薬、健保給付対象に

 脊髄性筋萎縮症(SMA)の治療薬が全民健康保険の給付対象に含まれる見通しとなった。衛生福利部中央健康保険署(衛福部健保署)の蔡淑鈴副署長は「給付は確定した」と説明した。20日付聯合報が伝えた。

 SMAは脊髄の運動神経細胞の病変によって起こる神経原性の筋萎縮症で、筋力低下と筋萎縮により体を動かすことができなくなる難病。

 SMA治療薬は1回の投与分で245万台湾元(約890万円)と高価で、今後は医薬品メーカーと財務リスクや治療効果リスクの分担方式を協議する。早ければ来年にも給付が開始される見通しだ。

 給付対象はI型、Ⅱ型のSMA患者で満1歳以前に発病し、現在の年齢が6歳以下のケースだ。初年度には30人が給付対象となり、給付額は3億4,000万元になると見込まれる。1年目は6回の投与が必要になるため費用が割高となる。2年目以降は年3回の投与を終身受ける必要がある。