ニュース 政治 作成日:2019年12月23日_記事番号:T00087560
総統選で劣勢に立っている国民党の韓国瑜候補(高雄市長)の市長ポスト罷免を要求する勢力と支持勢力が21日、高雄市内でそれぞれ大規模デモを行った。22日付聯合報などが伝えた。
人出では罷免派が支持派を圧倒した印象だ。罷免派のデモでは、大通りが立すいの余地もない状態となった(21日=中央社)
韓候補が高雄市長としての職務を放棄し、総統選に出馬したことなどに不満を持つ市民らは同日、市長罷免を求めるデモを行い、主催者側は50万人が参加したと主張した。
高雄市文化センターを出発した群衆は、「光復高雄、保衛台湾(高雄を取り戻せ、台湾を守れ)」という長さ210メートルに達する幕を広げ、韓市長を罷免に追い込もうと気勢を上げた。
既に罷免に向けた動きも始まっている。主催者を代表して尹立・前高雄市文化局長は、12月26日に中央選挙委員会(中選会)に市長罷免の第1段階となる3万人分の罷免提議書を提出すると表明した。
公職人員選挙罷免法(選罷法)によると、罷免手続きは提議、署名、投票の3段階で進む。提議段階では有権者の1%(2万2,800人)の提議書が必要になる。手続きが順調に進めば、5月にもリコール(解職請求)の賛否を問う住民投票が行われる可能性がある。
一方、支持勢力によるデモは、高雄市内の凹仔底公園を出発点として行われ、主催者側の発表で35万人が集まった。
韓候補は総統に当選した場合の「五つの約束」として、▽クリーンな政府の樹立▽適材適所▽市民の苦しみを知る▽「台湾安全、人民有銭(台湾が安全であってこそ、市民が豊かになる)」という目標の実践▽次世代の若者の育成──を掲げた他、閣僚や立法委員などの違法行為を捜査する特別偵査チームの設置、南北のバランスの取れた発展などを訴えた。
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