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CPC、米シェールガス田を初開発へ


ニュース 石油・化学 作成日:2019年12月25日_記事番号:T00087599

CPC、米シェールガス田を初開発へ

 25日付自由時報によると、台湾中油(CPC)は、米ルイジアナ州内にあるヘインズビル頁岩(けつがん)層のシェールガス鉱区で、4億7,500万米ドルで権益の3割(期間35年)を取得する契約を年内にも締結する見通しだ。同社初の米国でのシェールガス田開発となる見通しで、現在行政院での審議中とされる。

 同鉱区での天然ガス生産量は1日当たり約1,400万立方メートルが見込める。CPCの権益分は年間で約15億立方メートル相当となるが、採掘状況次第ではこれ以上も期待できる。同鉱区は比較的多くの天然ガス生産が見込め、技術的リスクも低いとされる。

 CPCは、開発期間の総収入を57億6,000万米ドル、開発・運営費用を52億米ドルと見積もっているようだ。昨年末に同鉱区の権益保有者に売却意向があるとの情報を入手し、今年上半期に商談を進め、合意に達したようだ。

 CPCは近年、天然ガスの調達先を▽オーストラリア▽カタール▽米国▽インドネシア▽マレーシア──などに多角化し、リスク軽減に努めている。