ニュース 金融 作成日:2019年12月25日_記事番号:T00087603
金融監督管理委員会(金管会)は、生命保険業界による高金利の貯蓄型保険商品の販売適正化を図るため、来年7月から新規定を導入する。25日付蘋果日報が伝えた。
新規定は▽死亡保険金が保険契約価値に占める割合を定め、保障部分を強化▽不動産ローン保障型生命保険の販売手数料に上限▽赤字状態での保険販売禁止(契約上のサービスマージン=CSMがマイナスであってはならない)──の3点を盛り込んでいる。「保険商品」としての本質に立ち戻ることが見直し方向のベースにある。新規定実施以降は、貯蓄型保険商品の保険料が上昇し、利回りも低下することが避けられない。
台湾の生保市場では貯蓄型保険商品に対する人気がとりわけ高く、昨年の新契約保険料収入1兆3,800億台湾元(約5兆円)のうち、貯蓄型保険商品は7,452億元を占めた。しかし、▽保険会社の資産が負債に見合わない▽保障利率が高過ぎる▽資金が消化し切れない▽海外投資偏重▽為替リスク──といった問題点が指摘されていた。
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