朝日放送グループホールディングス（本社・大阪市、沖中進社長）傘下のベンチャーキャピタル（ＶＣ）、ＡＢＣドリームベンチャーズは25日、ショートドラマの脚本、作品企画、ビジネス化を手掛ける台湾企業、柒拾陸号原子（Studio76 Original Productions）に出資を行ったと発表した。出資額は非公表。
「違反校規的跳投」は、10分しか試合に出られない天才バスケットプレーヤーが弱小チームを救うストーリーだ（ＡＢＣドリームベンチャーズリリースより）
Studio76は、台湾の音楽ストリーミング配信サービス大手のKKBOXと行政院国家発展基金（国発基金）が共同で立ち上げた、ショートドラマに特化した制作プロダクション。現在、青春スポーツドラマ「違反校規的跳投（Fly The Jumper）」や、ホラードラマ「恐懼缶頭（Tin of Fear）」などを制作している。
出資目的についてＡＢＣドリームベンチャーズは、同グループの知的財産（ＩＰ）コンテンツの中華圏での商取引流通の開拓、およびローカライズと販売を目指すことを挙げた。
同社が台湾企業に出資したのは今回が初めて。アジア全体でも、2017年にベトナムのテレビ番組制作会社に出資を行って以来２回目となる。
