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新竹動物園がリニューアル、斬新で懐かしい体験を


ニュース 社会 作成日:2019年12月27日_記事番号:T00087663

新竹動物園がリニューアル、斬新で懐かしい体験を

 日本統治時代に開業し、移転せずに営業を続けていた動物園としては台湾最古を誇る新竹市立動物園(同市東区)が2年余りの改修工事を終え、あす28日にリニューアルオープンする。改修に当たっては極力、おりを排除する斬新な設計を採用した一方、開園当初からの施設も一部残し、祖父母世代や親世代が昔を懐かしむことができる配慮も加えた。

/date/2019/12/27/19kakomi_2.jpgカバのマスコットキャラクター(左)と林智堅新竹市長(右)。台湾鉄路(台鉄)六家線ではラッピング列車を運行し、リニューアルオープンをアピールしている(新竹市政府リリースより)

 新竹動物園は、新竹市東区の新竹公園内に1936年8月に開設された動物エリアを前身とし、以降、移転せずに営業を続けたことから、市街地で運営される台湾で唯一の動物園となっていた。

 ただ、80年以上の歴史を持つことから老朽化が進んでいたため、約5億台湾元(約18億円)を投じ、2017年5月より休園して全面的な改修工事を実施することが決定。このほど工事が完了し、営業を再開する運びとなった。

 新竹動物園によると、リニューアルに当たっては「動物にやさしい動物園」という考え方を出発点とし、できるだけ生息地に似た生活環境を構築、活動スペースも広げた。また強化ガラスを採用するなど、来園者がより近くで動物を観察できる工夫も取り入れた。

 この他、開業時から入園口に存在する、2本のコンクリートの柱からゾウの頭が突き出したデザインの門はそのまま残された上、設置当初の色合いが再現された。

 入園料は、6歳以下と新竹市在籍の6~12歳は無料、それ以外の6~12歳は25元、一般は50元となる。リニューアルオープンを記念し、28日と29日は12歳以下と65歳以上は無料で入園できる。また、両日は動物園前と新竹市北大公園の間を無料の2階建てバスがシャトル運行される。

 この他、新竹公園内でも両日、バザーや大道芸人によるパフォーマンスなどさまざまなイベントが実施される予定だ。時間があれば足を運んでみてはいかがだろう。