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19年新車販売、43.9万台の高水準


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2020年1月3日_記事番号:T00087676

19年新車販売、43.9万台の高水準

 昨年の新車登録台数は43万9,836台で前年比1.1%増え、世界の新車販売が低迷する中、過去14年で2017年に次ぐ2番目の高水準を記録した。トヨタの台湾総代理店、和泰汽車や裕隆集団は、新車買い替えの貨物税(物品税)減免措置が残り約1年となる中、購買意欲が持続し、20年の新車販売台数は前年を上回ると見込む。3日付経済日報などが報じた。

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 昨年12月の新車登録台数は4万5,925台で前年同月比9.4%増と、同月の過去最高だった。春節(旧正月、20年は1月25日)を前に購買意欲が高まる中、各社が販促を強化した成果だ。

 和泰汽車は、昨年12月の新車登録台数が1万4,188台で前年同月比16.1%増加し、目標を達成した。昨年通年は14万1,891台で前年比17.5%増、過去2番目の高水準で、市場シェアは32.3%と18年連続で首位だった。ハイブリッド車(HV)モデルを初投入した台湾生産のセダン「カローラ・アルティス」は3万677台で、19年連続で車種別首位だった。輸入スポーツ用多目的車(SUV)「RAV4」は2万9,739台で前年同月比57.5%増と、97年の台湾発売以来で最高となった。和泰汽車は、車種別の上位10位のうち半数を占めた。

 昨年12月の2位には、台湾本田(ホンダ台湾)が4,263台(前年同月比0.4%増)でランクインした。台湾生産SUVの「CR-V」、「HR-V」が貢献した。3位以下は▽中華汽車工業(チャイナ・モーター)、4,208台(9.7%増)▽裕隆日産汽車、3,915台(3.4%増)──。

 昨年通年の2位以下は、▽中華汽車、4万7,592台(前年比3.3%減)▽裕隆日産、3万7,821台(3%増)▽ホンダ台湾、3万3,053台(14.9%減)──だった。

輸入車シェア47%、過去最高

 輸入車の昨年12月新車登録台数は2万2,082台で前月比6%増だった。昨年通年は20万9,949台で前年比6.4%増、新車登録台数全体の47.7%と、前年比2%上昇した。

 うち高級輸入車は8万9,100台と過去最高だった。首位のメルセデス・ベンツは2万9,255台で前年比0.3%増、2位のレクサスは2万2,295台で25.2%増だった。電気自動車(EV)大手、米テスラは3,147台で前年の6倍、初めて6位にランクインした。

【表】