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経済部、5G向けIC企業育成へ


ニュース 電子 作成日:2020年1月6日_記事番号:T00087699

経済部、5G向けIC企業育成へ

 経済部技術処の羅達生処長は、タッチコントローラーIC最大手、義隆電子(ELANマイクロエレクトロニクス)傘下のIC設計会社、義伝科技(メタノイア・コミュニケーションズ)と、第5世代移動通信(5G)対応小型基地局(スモールセル)向けチップの製品化に向けた協議を進めていると明らかにした。IC設計最大手の聯発科技(メディアテック)に続く、台湾2社目の5Gチップ開発能力を持つ企業へと育成する構えだ。6日付経済日報が報じた。

 工業技術研究院(工研院、ITRI)と資訊工業策進会(資策会)が、これまでの研究成果を新会社にライセンス授権した上で、新会社と提携した義伝科技がチップ開発を担う見通しだ。海外のIC大手とも提携するようだ。

 経済部は、台湾製スモールセルの自主開発技術の比率を75%まで高め、2022年の台湾メーカーのハイエンド製品世界市場シェア30%を目標とする構えだ。実現すれば、ネットワーク機器メーカーにとって、これまで多く採用してきた価格の高いクアルコム製チップに代わる選択肢が生まれることになる。