ニュース 金融 作成日:2020年1月6日_記事番号:T00087713
玉山商業銀行(Eサン・コマーシャル・バンク)は、3月1日から14種類のクレジットカードのサービスを発行済みカードの有効期限限りで廃止し、主力の3種類のクレジットカードに切り替える。銀行業界でこれほどの規模のクレジットカードを廃止するのは異例で、クレジットカード債務危機の影響を受けた2007年から08年にかけて以来となる。6日付蘋果日報が伝えた。
同行が廃止するのは学校・企業との提携カードや、独自発行の「玉山主峰カード」「吉祥カード」など。いずれも主力クレジットカードである「玉山UBearカード」「玉山Onlyカード」「玉山JCB晶緻悠遊カード」に切り替える。
銀行業界幹部は、玉山銀の動きについて、▽低収益のクレジットカードの整理でコスト削減を図る▽新クレジットカードへの切り替えで休眠カード顧客の活性化を図る──などのメリットを挙げる。
玉山銀はクレジットカード発行枚数、有効発行枚数、決済実績で国泰世華商業銀行(キャセイ・ユナイテッド・バンク)、中国信託商業銀行(中信銀、CTBCバンク)に次ぐ業界3位だが、発行クレジットカードの種類は廃止する14種類を除いても依然52種類で、国泰世華銀と中信銀を上回る。玉山銀の動きに他行が追随するか注目される。
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