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30年に鉄道台湾1周6時間、全土が1日生活圏へ


ニュース 運輸 作成日:2020年1月6日_記事番号:T00087716

30年に鉄道台湾1周6時間、全土が1日生活圏へ

 交通部鉄道局はこのほど、2030年までに台湾本島を6時間で1周する高速・快速鉄道網を整備する計画をまとめた。交通部内の調整を経て、今月中にも行政院に計画を提出する。台北~花蓮、高雄~台東は1時間半、台北~台東は2時間20分、高雄~花蓮は2時間40分で結ばれ、「台湾全土1日生活圏」が実現することになる。4日付経済日報が報じた。

 交通部は「西部は高速鉄道、東部は快速鉄道」の枠組みをベースに、全土の交通、産業、文化、観光の均衡ある発展を目指す方針だ。快速鉄道は、在来線の台湾鉄路(台鉄)路線の▽線形▽路盤▽橋梁(きょうりょう)▽トンネル▽踏切▽構造▽機電──を改良し、時速160キロメートルの鉄道サービス実現を目指す。

 計画には▽台湾高速鉄路(高鉄)の南港駅(台北市)から宜蘭県への延伸、955億台湾元(約3,400億円)▽高鉄の左営駅(高雄市)から屏東県への延伸、554億元▽台鉄南迴線(南回り線、屏東県~台東県)の改良▽台鉄花東線(花蓮県~台東県)の改良▽新車購入──が含まれ、総経費は約2,500億元に達するとみられている。交通部は3日、プロジェクトごとに経費を算出するため、総経費は現段階では未定と説明した。