ニュース 政治 作成日:2020年1月6日_記事番号:T00087720
総統選で現職の蔡英文候補の選対広報を務める林静儀氏が先ごろ、ドイツメディアのインタビューに対し、「(中国との)統一を主張することは国家への反逆であり、許されないことだ」と発言したことが物議を醸し、林氏は辞任に追い込まれた。中国時報が4日伝えた。
民進党の副総統候補、頼清徳前行政院長(中)は林氏の発言に対し、「言論の自由は台湾の貴重な資産だ」と述べ、かばう姿勢を見せた(5日=中央社)
林氏はインタビューの中で「中共(中国)は台湾に脅威となる政権であり、武力で侵略すると脅し続けている」とし、そうした存在である中国との統一を主張することは国家反逆に当たるとの認識を示した。
民進党はあからさまな「台湾独立」路線を避け、現状維持路線を強調して支持基盤の拡大に努めてきただけに、選挙戦終盤では「余計な発言」だった面は否めない。
蔡候補の選対は事態収拾を図るべく、「政府の政策は台湾の自由民主主義の現状、中華民国の主権独立の現状を維持することだ」とする従来の立場を改めて強調した。
国民党は林氏の発言を「独立したくても独立できないという民進党の中心的思想をあらわにしたものだ」とした上で、「蔡氏がいかに中華民国を重視すると強調しても、(中華民国体制で)台湾独立の『裏口上場』を図る民進党の本質は拭い去れない」と批判した。
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