ニュース 電子 作成日:2020年1月8日_記事番号:T00087751
サプライチェーンの観測によると、IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)の第4世代移動通信(4G)対応スマートフォン用チップが、▽華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)▽OPPO広東移動通信▽維沃移動通信(vivo)▽サムスン電子──からの追加発注で供給不足となっている。このうち「Helio(ヘリオ)P22」(MT6762)は、3月まで供給不足が続く見通しだ。8日付工商時報が報じた。
MT6762の上半期出荷量は、少なくとも2,500万セットに上る見通しだ。台湾積体電路製造(TSMC)が12ナノメートル製造プロセスで生産している。
この他、ファーウェイが近ごろ、米国による事実上の禁輸措置の影響で在庫過多となり、半導体メーカーへの発注を削減しているという市場観測に対してサプライチェーン関係者は、「Mate 30」などスマホのミドル~ハイエンド機種向けが主な対象で、米クアルコムが打撃を受けていると指摘。一方、ミドル~ローエンド機種の出荷は依然好調で、メディアテックは恩恵を受けていると明かした。
メディアテックは7日、ミドルエンドのスマホ向けの5G対応システム・オン・チップ(SoC)「天璣(Dimensity)800」を発表した。TSMCが7ナノ製造プロセスで生産し、上半期にも搭載機種が発売される見通しだ。
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