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5G周波数帯入札高騰、料金への転嫁懸念も


ニュース 電子 作成日:2020年1月8日_記事番号:T00087755

5G周波数帯入札高騰、料金への転嫁懸念も

 第5世代移動通信(5G)の周波数帯の入札総額が7日までに1,065億4,300万台湾元(約3,800億円)に達し、このうち3.5ギガヘルツ(GHz)帯が1,048億9,500万元を占めた。今後、通信キャリアが周波数帯の取得費用を料金に転嫁するのではないかと指摘されている。8日付経済日報が伝えた。

 これについて、行政院のコラス・ヨタカ報道官は「政府は入札には介入しないが、参加業者は冷静に入札を進めてもらいたい」とした上で、「第4世代移動通信(4G)の入札の際も落札価格が1,000億元を超えた。消費者は過度の心配は無用だ」と述べた。4Gの初回の周波数帯の入札総額は1,186億5,000万元だった。

 中華電信の郭水義総経理は、「5Gの料金は顧客の需要を満たすことが前提であり、落札金額の影響は受けない」と述べた。

 業界関係者は「台湾の人口はわずか2,300万人で、市場は飽和状態なのに通信キャリアが5社もあり、競争の厳しさは世界一だ。5G料金の高騰は考えにくい」と指摘した。