ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

新繊タイPET工場増産、三菱商事が出資比率引き上げ


ニュース 石油・化学 作成日:2020年1月8日_記事番号:T00087760

新繊タイPET工場増産、三菱商事が出資比率引き上げ

 化学繊維・ポリエチレンテレフタレート(PET)大手の新光合成繊維(新繊)は7日、タイ工場でのペットボトル用リサイクルPET樹脂の増産に24億バーツ(約86億円)を投資すると発表した。使用済みプラスチックを原料レベルまで分解し、再重合する最新のリサイクル手法、ケミカルリサイクル技術を導入する。8日付工商時報などが報じた。

/date/2020/01/08/08thai_2.jpgタイ新工場の建設予定地。新繊は、タイのペットボトル回収率は約60%と低く、依然市場拡大の余地があることから増産を決めたと説明した(三菱商事リリースより)

 同工場を運営する新繊の子会社、タイ新光インダストリーに出資する三菱商事は7日、第三者割当増資を引き受け、出資比率を34%へと、現在の3.85%から引き上げることで新繊と合意した。引受額は非公開。増資引き受けについて三菱商事は、持続可能な調達・供給の実現への取り組みを強化する方針と合致しており、収益性を鑑み決定したと説明した。

 同工場のペットボトル用PET樹脂の年産能力は39万トンへと、現在の18万トンから2倍以上に拡大する。2021年第4四半期の稼働を目指す。