ニュース その他分野 作成日:2020年1月8日_記事番号:T00087770
財政部統計処が7日発表した昨年第4四半期の輸出総額は前年同期比1.9%増の870億6,000万米ドルで、過去最高を更新した。統計処は、今年第1四半期は4.1%増と予測した。低迷期を抜け出したようだ。8日付経済日報などが報じた。
Uターン投資が貢献
昨年12月の輸出総額は295億米ドルで前月比3.2%増、前年同月比4%減と、過去2番目の高水準だった。米中貿易戦争の一時休戦、国際原料価格の下げ止まりの他、台商(海外で事業展開する台湾系企業)のUターン投資、春節(旧正月、2020年は1月25日)向けの調達、第5世代移動通信(5G)関連需要などが理由だ。
主要製品別では、半導体など電子部品が104億4,000万米ドルで前年同月比11.9%増加した。情報通信技術(ICT)・オーディオ製品は40億7,000万米ドルで15.1%増加し、3カ月連続で過去最高を更新した。輸送機械は12億米ドルで24%増だった。うち電動アシスト自転車が78.8%増と大幅成長した。
一方、▽ベースメタル、23億7,000万米ドル(前年同月比6.1%減)▽機械、20億8,000万米ドル(7.6%減)▽プラスチック・ゴム、18億6,000万米ドル(9.3%減)▽化学品、15億2,000万米ドル(12.8%減)──は減少した。
主要輸出先別では、米国が前年同月比12.9%増の42億米ドルで過去最高となった。▽中国(香港含む)、122億3,000万米ドル(6.2%増)▽日本、19億7,000万米ドル(5.5%増)──も増加した。▽東南アジア諸国連合(ASEAN)、44億4,000万米ドル(3.5%減)▽欧州、27億3,000万米ドル(3.4%減)──は減少した。
生産設備の輸入増加
19年通年の輸出総額は前年比1.4%減の3,293億4,000万米ドルで、過去2番目の高水準だった。▽半導体など電子部品、1,125億4,000万米ドル(前年比1.6%増)▽ICT・オーディオ製品、426億8,000万米ドル(20.8%増)──はいずれも過去最高となった。
19年通年の輸入総額は前年比0.4%増の2,858億6,000万米ドルで、過去2番目の高水準だった。うち生産設備は21.5%増の508億7,000万米ドルと、過去9年で最大の伸び幅で、過去最高を更新した。
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