受動部品最大手、国巨（ヤゲオ）は８日、車載用・工業用ハイエンド製品の生産能力増強や研究開発（Ｒ＆Ｄ）強化のため、台湾に100億台湾元を（約360億円）送金すると明らかにした。今年、工場の作業員900人とＲ＆Ｄ要員200人を募集する計画だ。９日付経済日報が報じた。
業界関係者は、ヤゲオは下半期に米ケメットの買収を完了した後、日本のハイエンド市場を強化するため、研究開発チームを拡充すると分析した。
ヤゲオは昨年初めに政府のＵターン投資促進プラン「歓迎台商回台投資行動方案」で融資165億元が認められた他、12月には南部科学園区（南科）橋頭科学園区（高雄市）に進出する投資意向書に署名している。
