ＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）が10日発表した2019年連結売上高は前年比3.43％増の2,462億2,200万台湾元（約9,030億円）で、16年に次いで過去２番目に高かった。11日付工商時報が報じた。
米中貿易戦争や第４世代移動通信（４Ｇ）対応スマートフォンの需要縮小といった苦境の中、メディアテックはコストパフォーマンスの高い製品が市場に受け入れられ、高水準の売上高を達成した。
証券会社は、今年は「天璣（Dimensity）1000」などの５Ｇ対応システム・オン・チップ（ＳｏＣ）を続々と投入するとともに、４Ｇチップでもシェアを維持し、売上高は2,700億元まで１割増えると予測した。
