ニュース 政治 作成日:2020年1月13日_記事番号:T00087855
総統選と立法委員選での惨敗を受け、野党国民党では若手を中心に中台間の「1992年の共通認識(92共識)」を軸とする従来の対中政策を見直すよう求める声が上がっている。蕭敬厳同党青年部主任は12日、「両岸(中台)の定義付けが国民党大敗の主因の一つだ。27年近く前の92共識では時代に対応できない。今回の選挙で共通認識として市民に否決された」と述べた。13日付自由時報が伝えた。
国民党の羅智強台北市議(左5)ら若手は、比例代表で当選した親中派の呉斯懐・元陸軍中将の当選辞退と、補欠第1位の呉敦義主席の繰り上げ当選辞退を求めた(12日=中央社)
蕭主任はフェイスブック(FB)で「台湾の民衆に国民党は中国共産党と同一路線だと思われた。今回の選挙では中国に対する怒りが全て国民党に向けられた」と分析した。
国民党の元広報担当者、黄健豪台中市議は「国民党はもはや92共識を掲げるべきではない」「92共識を語らないことこそ共通認識だ」とし、現状に基づき、市民が受け入れ可能な現実的観点が求められると主張した。
一方、呉敦義主席は15日の中央常務委員会で辞意を表明する方針とされるが、党内の若手からは「即時辞任すべきで、中央常務委員会も慰留すべきではない」とする声が上がっている。
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