アップル製品の動向分析で定評がある、天風国際証券（ＴＦインターナショナル・セキュリティーズ）の郭明錤アナリストは、アップルは今年下半期、スマートフォン「iPhone」を４機種８種類発売し、全てが第５世代移動通信（５Ｇ）に対応するとの予測を示した。出荷台数は8,000万～8,500万台と、前年の「iPhone11」シリーズの7,500万台を上回ると見込む。14日付自由時報などが報じた。
郭アナリストは、新機種はいずれも有機ＥＬ（ＯＬＥＤ）ディスプレイ搭載で、▽5.4インチ、背面デュアルカメラ▽6.1インチ、背面デュアルカメラ▽6.1インチ、背面トリプルカメラ▽6.7インチ、背面トリプルカメラ──の４機種と分析。それぞれ５Ｇのサブ６ギガヘルツ（GHz）帯対応機種と、サブ６GHz帯とミリ波（mmWave）帯の両周波数帯に対応する機種の２種類があり、異なる市場向けに同時期に投入されると予測した。両周波数帯に対応する機種の開発難易度は高いが、予定通り進んでいるとされる。
郭アナリストは、両周波数帯に対応する機種は▽米国▽カナダ▽日本▽韓国▽英国──市場向けで、出荷台数全体の15～20％を占めると予想した。
