ニュース 運輸 作成日:2020年1月14日_記事番号:T00087876
台北都市交通システム(MRT)運営会社の台北大衆捷運(TRTC)は13日、来月1日より交通系ICカード利用での運賃一律2割引きを取りやめ、毎月の乗車回数に応じて運賃の最高30%を、翌月以降の初回乗車時に還元する制度に移行することを決定した。本業の運賃収入で年間10億台湾元(約36億8,000万円)以上の赤字が続く状態からの脱却を図る。14日付自由時報などが報じた。
新制度では1カ月に11~20回乗車すれば、翌月から6カ月以内の初回乗車時に10%還元し、同様に乗車回数別の還元率を▽21~30回、15%▽31~40回、20%▽41~50回、25%▽51回以上、30%──とする。対象は▽悠遊カード(イージーカード)▽一卡通(Iパスカード)▽有銭卡(ハッピーキャッシュ)▽愛金卡(icash)──で、還元された金額はMRTだけでなく、他の交通機関や買い物などでも利用できる。
TRTCは、今月の乗車分から還元の対象となっており、利用客に対し同一のICカードで乗車するよう呼び掛けた。
なお、月額1,280元の乗り放題定期券やバスとの乗り継ぎ割引、福祉割引に変更はない。定期券利用時の乗車は回数・運賃共に還元の対象外となる。
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