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新日興の20年設備投資額、25%以上増加へ


ニュース 電子 作成日:2020年1月15日_記事番号:T00087892

新日興の20年設備投資額、25%以上増加へ

 ヒンジの新日興(SZS)は、今年の設備投資額が5億~8億台湾元(約18億4,000万~29億4,000万円)と、前年の約4億元から少なくとも25%以上の拡大を見込んでいる。折り畳み(フォルダブル)式スマートフォンやデュアルディスプレイノートパソコンなど向けの金属粉末射出成型法(MIM)製品需要の高まりや、米中貿易戦争による生産移転に対応するためだ。15日付電子時報が報じた。

 新日興は高単価部品を生産する台湾工場の稼働率が8割に達しており、既存工場での生産能力拡大と北部での新工場設置を計画している。また、ベトナム北部での工場設置に向けて他の部品メーカーと合弁会社を設立しており、1年半後の量産入りを予定する。他メーカーの生産移転で中国での供給が減少していることから、中国での生産拡大も計画する。

 同業の兆利科技工業(JARLLYTEC)の2019~20年の設備投資額は15億元と、従来に比べ倍増する見通しだ。新北市の五股工場の改築や、タイ新工場の用地購入から建設、設備導入などに充てる。ベトナム工場設置も計画している。