17日付経済日報によると、電子機器受託生産大手の仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）は今年、新たにグーグルからスマートフォンの生産を受注したもようだ。同社は、既にアマゾン・ドット・コムのスマートスピーカーやアップルの腕時計型ウエアラブル（装着型）端末「Apple Watch（アップルウオッチ）」などの生産を受託しており、グーグルのスマホが加わることで、パソコン以外の事業の成長が後押しされそうだ。
コンパルの昨年のハードウエア出荷台数は9,200万台で、前年比12％増加した。うちノートＰＣ出荷台数は4,241万台で、世界シェアは25.25％と首位だった。
今年のノートＰＣ市場の見通しについては、コンパルの翁宗斌総経理は16日、市場調査機関ＩＤＣが世界出荷台数の減少を予測している他、インテルの中央演算処理装置（ＣＰＵ）の供給不足が業界予測より長引き、少なくとも年末まで続くと予測。自社のノートＰＣ出荷台数は、前年水準と慎重な見方を示した。
