インダクター台湾最大手、奇力新電子（チリシン・エレクトロニクス）は、インダクター、チップ抵抗器などの市況回復により、現在は受注が満杯と明らかにした。17日付経済日報が報じた。
チリシンはインダクターの売上高構成比が70％に上る。
証券会社は、チリシンのミニ一体成型チョークコイルは、韓国と中国の大手スマートフォンメーカー向けの需要で生産ラインがフル稼働になっており、特定の顧客への出荷を優先していると指摘。受注見通しは４カ月先までへと、１カ月延びたと分析した。
サプライチェーン関係者によると、インダクターは主に▽スマホ▽サーバー▽ネットワーク機器──向けの需要が急増している。
