米経済誌フォーブスがこのほどまとめた台湾の富豪50人ランキングで、鴻海精密工業創業者の郭台銘（テリー・ゴウ）氏は資産額69億米ドルで、昨年の１位から４位に後退した。郭氏が13億3,000万株を所有する鴻海の株価下落により、資産額が４億米ドル減少したためだ。17日付蘋果日報が報じた。
１位になったのは、昨年２位の頂新国際集団（頂新グループ）の経営者、魏家四兄弟（魏応州、魏応交、魏応充、魏応行の各氏）で、資産額は72億米ドル。
２位は、国泰集団の蔡政達、蔡宏図兄弟で、昨年３位から２位に上昇した。食品大手、旺旺集団の蔡衍明董事長は昨年の５位から３位へと順位を上げた。
資産額の増加が特に目立ったのは32位にランクインした滬士電子の呉礼淦董事長で、中国市場の第５世代移動通信（５Ｇ）関連需要の恩恵を受けて、前年比138％増の13億6,000万米ドルに増えた。
女性の最高位は18位となった、聯邦集団創業者、林栄三氏の妻の林張素娥氏で、資産額は20億米ドル。
ランキング上位50位の資産総額は1,120億米ドルで、前年比7.7％増加した。
