ニュース 金融 作成日:2020年1月22日_記事番号:T00088023
信用格付け会社の中華信用評等(台湾レーティングス)は21日、生命保険大手、南山人寿保険と損害保険子会社、南山産物保険の長期発行体格付けと財務能力格付けを「twAA+」から「twAA」に下方修正した。格付け見通しは「クレジットウオッチ・ネガティブ」から「安定的」に改めた。22日付工商時報が報じた。
生保会社が信用格付けを引き下げられるのは近年ではまれだ。中華信用評等は「南山人寿は金融監督管理委員会(金管会)の処分から3カ月以内に情報システムの品質を完全には向上できなかった。システム改善の遅れで、信用品質のリスクが増大した」と下方修正の理由を説明した。南山人寿はシステムリスクを理由に利率変動型保険商品の販売を禁止されていた。
南山人寿は「引き続き情報システムの品質改善を進める。既に監督機関に具体的な改善計画とチェック体制について報告するとともに、定期的にスケジュールをチェックし、全力で改善に取り組んでおり、徐々に成果が表れている」とコメントした。
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