液晶パネル大手の友達光電（ＡＵＯ）は５日、産業用コンピューター（ＩＰＣ）メーカーの凌華科技（ＡＤリンク・テクノロジー）に対する株式公開買い付け（ＴＯＢ）を実施することを董事会で決議した。６日付経済日報が伝えた。
ＡＵＯにとって、ワンストップサービスの強化につながる（５日＝中央社）
ＡＵＯは最大で37億2,000万台湾元（約140億円）を投じ、ＡＤリンクの株式を５～30％取得する。ＴＯＢが成立すれば、ＡＤリンクの筆頭株主が現在の致茂電子（クロマＡＴＥ、持ち株比率11.26％）からＡＵＯに交代する見通しだ。
ＴＯＢは「スマートモノのインターネット（ＩｏＴ）の生態系の分野で戦略的パートナーシップ関係」を確立することが狙いだ。
ＡＤリンクの株式の取得価格は１株57元で、直近株価を21.1％上回る水準。ＴＯＢの実施期間は２月７日から３月12日まで。
ＡＤリンクはエッジコンピューティングに関連する技術とソリューションで知られる。
