ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2020年2月10日_記事番号:T00088191
ステンレス鋼管大手、允強実業(YCイノックス)は7日、トルコ新工場の建設と設備購入案を董事会で承認した。投資額は19億6,600万台湾元(約72億円)。今年第2四半期の着工、来年第2~3四半期の稼働を予定する。ステンレス鋼板と同鋼管の当初の月産能力は合計4,000トンを見込み、欧州向け供給も見据える。8日付経済日報が報じた。
允強実業は、トルコ新工場が稼働すれば、輸出の際の関税負担を軽減できると説明した。トルコのステンレス鋼管需要は年間70万トンで、うち45万トンは輸入に頼っている。允強実業はまた、世界各国で反ダンピング(不当廉売、AD)税課徴の動きが出るなど貿易障壁が高まる中、トルコが以前台湾製ステンレス鋼管に対するダンピング調査を行っていたことも考慮したと説明した。
同社が7日公表した1月連結売上高は10億5,200万元で、前月比18.3%減、前年同月比34.1%減だった。春節(旧正月、2020年は1月25日)連休による稼働日数減少の影響を受けた。
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