ブルームバーグの報道によると、鴻海精密工業の中国河南省の鄭州工場で働く男性従業員１人が、構外のアパートの外で死亡しているのが２日発見された。自殺の可能性がある。鴻海は死因を明らかにしていない。自由時報電子版が報じた。
死亡した従業員は昨年12月から勤務していた。鴻海は哀悼の意を表明し、家族に対して必要な支援を行うと表明した。
鄭州工場は、アップルのスマートフォンiPhoneの主要な生産拠点。鴻海は、新型コロナウイルス感染拡大を受け延期されていた再稼働後の従業員の職場復帰を促すため、これまでで最高額となる１人当たり5,250人民元（約８万円）の奨励金を支給しているとされる。
鴻海は、現在のところ鄭州工場で新型コロナウイルスの感染者はいないと説明した。
