半導体用シリコンウエハー世界３位、環球晶円（グローバルウェーハズ、ＧＷＣ）は17日、新型コロナウイルスの感染が拡大する中も顧客からの発注延期や削減はなく、６インチを含む中小型サイズの工場３基は全てフル稼働状態と明らかにした。18日付経済日報が報じた。
ＧＷＣの徐秀蘭董事長は、受注は非常に好調で、一部の顧客からは安定的な在庫確保のために、発注の拡大や出荷前倒しの要請を受けたと説明した。
徐董事長はさらに、シリコンウエハーメーカーの多くは米中貿易戦争や新型コロナウイルス感染拡大の影響で生産拡大計画を先送りしたと指摘。一方、全世界で同ウイルスの感染拡大が制御されれば、▽第５世代移動通信（５Ｇ）▽人工知能（ＡＩ）▽モノのインターネット（ＩｏＴ）──関連の新製品向け需要が急増するため、シリコンウエハーは来年にも供給不足になるとの予測を示した。
