市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーの邱宇彬・研究部副総経理は、川下のブランドが第２四半期パネル調達を縮小すれば、パネル価格の上昇は４月に止まるとの見方を示した。新型コロナウイルスへの感染が世界的に拡大する中、特に欧米市場で購買意欲に影響が出始めている。23日付工商時報が報じた。
ウィッツビューによると、３月の大型パネルオファー価格は引き続き上昇した。
テレビ用パネルの３月オファー価格上昇幅は、▽65インチ、３米ドル▽55インチ、４～５米ドル▽43インチ、３～４米ドル▽32インチ、２米ドル──。情報技術（ＩＴ）製品用パネルは▽23.8インチ以下のモニター向け、0.1～0.3米ドル▽ノートパソコン向け、0.1～0.4米ドル──だった。
同社は、中国でパネル工場の操業再開が進み、生産ライン稼働率が急速に上昇していることも、４月の価格上昇ストップを見込む理由と指摘した。
