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《新型肺炎》2月輸出受注0.8%減、春節あった前年下回る【図】


ニュース その他分野 作成日:2020年3月23日_記事番号:T00088996

《新型肺炎》2月輸出受注0.8%減、春節あった前年下回る【図】

 経済部統計処が20日発表した2月の輸出受注総額は286億8,000万米ドルで、前年同月比0.8%減少した。春節(旧正月)連休があり稼働日の少なかった昨年2月より9.7~14.9%増加するとの経済部の予測を大幅に下回った。黄于玲・統計処長は、中国での新型コロナウイルス感染拡大防止対策が、生産、サプライチェーン、物流に影響を与えたためと指摘した。21日付経済日報が報じた。

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 主要製品別に見ると、▽情報通信製品、60億5,000万米ドル(前年同月比23.4%減)▽液晶パネルなど光学器材、13億4,000万米ドル(14.7%減)──などが減少した。

 一方、半導体など電子製品は88億2,000万米ドルで、前年同月比20.4%増加した。第5世代移動通信(5G)向けの需要増などで▽IC設計▽ファウンドリー▽パッケージング・テスティング(封止・検査)▽プリント基板(PCB)▽メモリー──などの受注が増加した。

 機械は14億8,000万米ドルで、14.3%増だった。

 主要国・地域別では、▽米国、81億3,000万米ドル(前年同月比3.2%増)▽中国・香港、73億4,000万米ドル(0.1%増)▽欧州、49億9,000万米ドル(6.9%減)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)、30億8,000万米ドル(6%増)▽日本、15億3,000万米ドル(19%減)──の順だった。

1~2月7.8%減

 1~2月の輸出受注総額は639億8,000万米ドルで、前年同期比7.8%減だった。

 3月の輸出受注総額について主計総処は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、前年同月比9.3~13.2%減の335億~350億米ドルになると予測した。

海外生産比率、8.1ポイント下落

 2月の輸出受注の海外生産比率は40.7%と、同月として過去15年の最低だった。前月比8.1ポイント下落し、単月として過去最大の下落幅となった。

 黄統計処長は、新型コロナウイルス感染拡大による中国での生産低下を受け、一部メーカーが台湾生産に切り替えたためと分析した。