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《新型肺炎》2月景気対策信号「安定」、コロナ感染抑制で【図】


ニュース その他分野 作成日:2020年3月30日_記事番号:T00089136

《新型肺炎》2月景気対策信号「安定」、コロナ感染抑制で【図】

 国家発展委員会(国発会)が27日発表した2月の景気対策信号総合判断指数は、前月比1ポイント下落の24ポイントで、景気対策信号は4カ月連続の「緑(安定)」だった。国発会経済発展処の呉明蕙処長は、台湾は新型コロナウイルスの感染拡大防止策の成果により生産停止や店舗の全面的な営業停止を免れていることに加え、春節(旧正月)連休があった昨年2月より稼働日数が多かったためと説明した。28日付経済日報が報じた。

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 総合判断指数を構成する9項目のうち、輸出額は「黄青(後退傾向)」から「緑」へ改善した。卸売・小売・飲食業売上高は「青(後退)」から「黄青」へ改善した。一方、株価指数は「赤(過熱)」から「黄赤(過熱傾向)」に、工業生産指数は「黄赤」から「緑」に、製造業の営業気候観測点は「黄青」から「青」にそれぞれ悪化した。他4項目は変わらなかった。

 同時指標(一致指数)は101.2ポイントで前月比0.21%上昇した。領先指標(先行指数)は101.33ポイントで0.16%下落した。

/date/2020/03/30/16signal_2.jpg3月について呉処長は、新型コロナウイルス感染症の流行拡大が消費や投資マインドに影響を与え、景気対策信号は悪化すると予測した(27日=中央社)