免税店最大手の昇恒昌（エバーリッチＤＦＳ）は31日、約1,000品目の商品を免税品相当の価格で購入できる電子商取引（ＥＣ）サイト「昇恒昌宅配網（エバーリッチ・トゥー・ホーム）」が６日にサービスを開始すると発表した。新型コロナウイルス感染が世界的に拡大する中、同社が税金相当分を負担することで、出境できない消費者の免税品購買意欲を喚起する構えだ。１日付工商時報などが報じた。
同サイトでは、指定先への配達サービスを提供する他、初回注文では現金割引を行う。また、化粧品やブランド品は最低３割引きと、百貨店業界の母の日（今年は５月10日）セールを上回る割引を行う。
一方、新光三越百貨は１日、母の日セールの前哨戦となる初夏購物節（サマー・ショッピング・フェスティバル）を開始した。３月にＥＣサイトでの取扱品目の5,000品目拡大を進めたことで、予約注文数が９倍に成長した。
また、遠東そごうは１日、同社のＥＣサイト「SOGO istore」をアップグレードし、実店舗のフロア構成を反映したオンライン販売スタイルを導入した。遠東そごうは、化粧品の取扱品目を約500品目から約1,500品目に増やすなど、ＥＣサイトの取扱品目を４倍に拡大しており、２～３月の売上高は倍増と説明した。
