２日付経済日報がブルームバーグの報道を基に伝えたところによると、アップルのスマートフォン「iPhone」の組み立てを手掛ける鴻海精密工業の主管はこのほど、第５世代移動通信（５Ｇ）対応iPhoneの発売時期について、従来予想されていた今秋発売に間に合わせるよう準備することは可能との見方を示した。
５Ｇ対応iPhoneの発売については先ごろ、来年にずれ込む可能性もあるとの観測が浮上していた。
鴻海の主管はゴールドマン・サックス・グループ主催の非公開電話会議に参加し、５Ｇ対応iPhoneの最初の組み立てラインが稼働する予定の６月までにはまだ時間があり、年末商戦を控えた今秋発売に間に合うチャンスはあるとの見通しを示した。
ただ依然、新型コロナウイルス感染拡大の状況次第で発売が遅れる可能性は残ると認め、今後数週間または数カ月内にさらに遅れが発生した場合、発売時期が見直される恐れがあると語った。
