ＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）が10日発表した第１四半期の連結売上高は前期比5.9％減、前年同期比15.44％増の608億6,300万台湾元（約2,190億円）で、同期として過去最高だった。証券会社は、第５世代移動通信（５Ｇ）、４Ｇ対応スマートフォン向け製品の出荷が好調だったと指摘した。11日付工商時報などが報じた。
３月の連結売上高は前月比25.27％増、前年同月比2.27％増の228億2,400万元で、過去６カ月で最も高かった。中国工場の従業員復帰、▽ＯＰＰＯ広東移動通信▽維沃移動通信（ｖｉｖｏ）▽小米集団（シャオミ）──など中国ブランドの新機種発売が主因だ。
証券会社は、中国工場の従業員復帰、中国の通信キャリアの５Ｇスマホ注力で、メディアテックの４月スマホ向けチップの出荷は増加が期待できるものの、新型コロナウイルス感染拡大で５月の見通しは不透明と分析した。
