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《新型肺炎》人工呼吸器の台湾生産化へ、原型機完成


ニュース 医薬 作成日:2020年4月30日_記事番号:T00089730

《新型肺炎》人工呼吸器の台湾生産化へ、原型機完成

 経済部は、新型コロナウイルス感染症の患者が使用する人工呼吸器の台湾生産化に、5,000万台湾元(約1億8,000万円)の予算を計上し、100台を試作する計画だ。既に原型機(プロトタイプ)が完成した。30日付自由時報が伝えた。

 沈栄津経済部長は29日、米メドトロニックが公開した設計情報を基に、まず100台を製造し、テストを実施すると説明した。経済部技術処によると、プロトタイプは工業技術研究院(工研院、ITRI)生医・医材研究所(生医所)が製造した。今後は民間企業に技術移転を行い、台湾域内向けに供給する他、海外支援も進める方針だ。

 経済部技術処の羅達生処長は、意欲あるメーカーは全て受け入れ、その後にメーカーの能力や条件に対する評価を実施すると説明した。既に名乗りを上げているメーカーがある。

 世界の人工呼吸器関連の特許はメーカー4社が掌握しているが、メドトロニックは3月末に、自社の携帯式人工呼吸器「PB560」の設計仕様を全世界に向け開放した。