中央流行疫情指揮中心（中央流行疫情指揮センター）は６日、英国から帰台した１人の新型コロナウイルス感染を新たに確認したと発表した。台湾での域内感染確認ゼロは24日連続となった。中央社電が伝えた。
感染が確認されたのは30代女性（第439例）で、１月に仕事で英国を訪れ、４月26日に帰台した。入境時に鼻詰まりや倦怠（けんたい）感などの症状を申し出、空港で検査を受け、集中検疫所へ行ったが、検査結果が陰性だったことから27日から防疫ホテルに移動していた。ホテルでの14日間の外出制限「居家検疫」期間中に鼻水や鼻詰まり、味覚異常の症状が出て、５月４日に再検査し、感染が確認された。現在は隔離の上、治療を受けている。
台湾での感染確認者は累計439人（うち死亡６人）。このうち、海外で感染したとみられる輸入症例が348人、台湾での域内感染が55人、海軍の敦睦遠航訓練支隊の集団感染が36人。これまでに339人が隔離を解除された。
インドから退避、全員陰性
インドから５日帰台した129人の検査結果はいずれも陰性だった。引き続き集中検疫所で隔離の上、経過を観察する。
４月21日に湖北省から第４弾の定期チャーター便で帰台した229人は隔離期間が終了した。きょう６日に自宅に戻り、「自主健康管理」措置（手洗い、外出時のマスク着用、公共の場所への出入りを控えるなど）となった。
