３Ｃ（コンピュータ、通信、家電）流通大手、全国電子（ｅ－ライフモール）は21日、「２元で１晩の安眠」をキャッチフレーズに業界初の「電気代４カ月分、15回無利息分割払い」キャンペーンを22日から31日まで実施すると発表した。同社では、夏期最重要商品のクーラーの消費を刺激したい考えだ。他にもクーラーの５％引き、15回無利息分割払いの優待が受けられる。ただし、同キャンペーンは玉山商業銀行（Ｅサン・コマーシャル・バンク）クレジットカードでの購入および電気代納入者限定となっている。22日付経済日報が報じた。
全国電子の売上高は、４月が前年同月比12％増、５月は同３％増となったが、６月は同4.4％のマイナスとなった。蔡振豪同社総経理は同日、「景気が良くない。７月は６月よりも売上高マイナスが拡大する」と悲観的な見通しを語っている。
また同社は今年、30店舗を拡大する計画としていたが、今年上半期の消費不調の影響を受け、現在わずか７店舗の増加にとどまっている。下半期はさらに店舗展開の速度を緩めるとみられる。
全国電子によると、同社の上半期売上高は78億4,600万元で昨年同期とほぼ同水準、上半期の純利益は３億1,000万元、１株当たりの利益（ＥＰＳ）は2.39元となった。
