金融持ち株会社15社の１～４月の純利益は1,167億5,600万台湾元（約4,200億円）で、前年同期比1.49％増加した。新型コロナウイルス感染拡大により３月には株価が世界的に大きく下落した中、▽富邦金融控股（富邦金）▽国泰金融控股（国泰金、キャセイ・フィナンシャル・ホールディングス）▽中国信託金融控股（中信金、ＣＴＢＣフィナンシャル・ホールディング）──の３社の増益が貢献した。12日付工商時報などが報じた。
首位の富邦金は281億6,000万元で前年同期比66％増加した。傘下の生命保険大手、富邦人寿保険が176億5,900万元と、3.5倍に増加した。
２位の国泰金は276億1,000万元で前年同期比55.1％増加した。傘下の国泰人寿保険（キャセイ・ライフ・インシュアランス）が167億3,000万元と95％増加。国泰世華商業銀行（キャセイ・ユナイテッド・バンク）は19.3％増の98億4,000万元で、同期の過去最高だった。
３位の中信金は153億4,100万元で前年同期比12.2％増加した。
一方、この他は国票金融控股（ＩＢＦフィナンシャル・ホールディングス）が横ばい、残りは減益だった。
