大華建設は21日、銀行債務の償還および財務構造の改善を目的として台北市内湖区成功路のオフィスビル「閲読欧州」を16億600台湾元（約56億円）でＣＡキャピタル・パートナーズに売却した。22日付経済日報では、上半期動きを見せなかった外資が依然台湾の不動産市場を好感しており、購入のチャンスをうかがっていることを示していると分析している。
大華建設が売却したのは「閲読欧州」のオフィス21件と店舗５件、66台分の駐車場および土地所有権で、総面積は4,296.92坪。１階部の坪単価は80万元、２階以上は平均29万元。
大華建設は昨年、運営資金の補充を急ぐため、昨年既にオフィスビル「世紀羅浮」を手放しており、今回「閲読欧州」を売却し、現在残っているのは台北市敦化北路と民権東路交差点の「航廈」のみとなった。
