台湾賓士（メルセデス・ベンツ台湾）は13日、AMG53シリーズ初の高級スポーツ用多目的車（ＳＵＶ）「AMG GLE 53 4MATIC＋」を発売した。価格は449万台湾元（約1,600万円）。14日付工商時報などが報じた。
台湾賓士によると、ＡＭＧシリーズは現在市場で最も競争力があり、車種の展開が多いスポーツカーブランドだ。AMG GLE 53 4MATIC＋は、このスポーツカーの要素と、ＳＵＶの機能性を兼ね備える。
台湾賓士はこの他、３月に初の電気自動車（ＥＶ）「ＥＱＣ」、５月上旬に新型車「ＧＬＢ」と、台湾市場で人気のＳＵＶ車種を相次いで発売しており、高級ＳＵＶ市場の顧客を一網打尽にする狙いだ。
台湾賓士は、第１四半期は新型コロナウイルスの感染拡大初期で、公共交通機関の利用を控え、車に乗り換える人が増えたため、販売台数の増加につながったと説明。しかし、最近は購買意欲が急速に減退しており、自動車メーカーがてこ入れを図るため、こぞって新車を発売していると分析した。
