ニュース 電子 作成日:2020年5月15日_記事番号:T00089979
光ディスクメーカーから太陽電池用シリコンウエハーメーカーに転換した国碩科技工業(ギガストレージ)とオランダのフィリップスのDVDを巡る特許訴訟の差し戻し審で、智慧財産法院(知的財産裁判所)は14日、ギガストレージに対し、特許侵害に対する4億988万台湾元(約15億円)と利息、および裁判費用の39%をフィリップスに支払うよう命じる判決を下した。15日付工商時報が報じた。
フィリップスは2014年、ギガストレージに特許を侵害されたとして智慧財産法院に提訴。一審ではギガストレージに1,050万元の損害賠償を支払うよう命じる判決が下ったが、これに不満を持ったフィリップスは請求額を10億5,000万元に引き上げて控訴した。
二審では賠償責任については退けられたものの、特許ライセンス契約を結んだ場合の権利金に相当する10億3,950万元の支払いを命じる判決が下された。
この判決を受けて今度はギガストレージが上訴。18年に最高法院が二審判決を破棄し、審理を差し戻していた。
ギガストレージは14日、今回の判決が経営に影響を及ぼすことはないと強調した上で、今後の法的対応は弁護士と協議するとコメントした。
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