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《新型肺炎》華新医材のマスク、輸出受注1億枚


ニュース 医薬 作成日:2020年5月26日_記事番号:T00090161

《新型肺炎》華新医材のマスク、輸出受注1億枚

 医療用マスク大手の華新医材(モテックス・ヘルスケア)の鄭永柱董事長は、受注が年末まで手いっぱいと明らかにした。日本、欧米、シンガポールから約1億枚の受注を抱える。医療用マスクの輸出と自由販売は、新型コロナウイルスの台湾域内での感染収束を受け、早ければ6月1日にも解禁される見通しだ。26日付聯合報が報じた。

 華新医材の現在の日産能力は70万枚で、7月初旬には日産100万枚、月産2,500万枚に増加する予定だ。新型コロナウイルス感染拡大前は日産20万枚余りだったが、政府のマスク買い上げ政策実施後に生産ラインを20本へと従来の11本から増設した。

 台湾のマスク大手、中国衛生材料生産中心(チャイナ・サージカル・ドレッシングス・センター、CSD)は、マスク輸出・販売解禁の報道が出てから、米国、イタリア、スペインなど海外の顧客や、台湾域内の量販店、薬局・ドラッグストアから問い合わせが相次いでおり、一度に数十万箱を注文した顧客もあると説明した。同社によると、マスクの原材料価格は感染拡大前の2.18倍に上昇しているため、販売価格は未定という。