アジア開発銀行（ＡＤＢ）が、台湾の来年の経済成長率予想を、従来の5.6％から4.8％へと下方修正した。今年通年の成長率については従来の4.2％を4.5％へと上方修正した。共にいわゆる「四小龍」（台湾、韓国、香港、シンガポール）の中では最低の数値だ。23日付中国時報が報じた。
ＡＤＢは来年の成長率の下方修正を行った理由として、今年のアジアのインフレ率が過去10年平均の２倍となる6.3％と予測され、頼みの米国経済に復活の兆しが見られないことを挙げている。
アジア経済のけん引役である中国についても、今年通年の成長率は9.9％、来年は9.7％と下方修正された。
