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入獄前日の急性心不全、顔清標立委に仮病疑惑も


ニュース 社会 作成日:2008年7月24日_記事番号:T00009046

入獄前日の急性心不全、顔清標立委に仮病疑惑も


 銃器違法所持罪で懲役3年6月の実刑が確定し、23日に刑務所に服役することが決まっていた無党団結連盟の顔清標立法委員(47)が、22日急性心不全で台北栄民総医院に緊急入院した。

 医師によると、顔氏は心臓が肥大しており、肺水腫も深刻な状態で、入院と観察で2週間を要する見通し。これによって、顔氏の収監は8月13日に延期されることになったが、収監日の前日の発病で、暴力団とのつながりなど過去にさまざまな黒い話題を提供してきた同氏だけに、「仮病ではないか」という憶測も呼んでいる。

 顔氏は台中県沙鹿鎮出身で、大甲鎮の有名な馬祖廟、大甲鎮瀾宮の董事長を務める地域の顔役だ。収監前日の22日夜は、台北市天母の海鮮レストランで10数人の友人と食事。ウイスキーを飲んだ後、胸の痛みを訴えて急に倒れたという。 

 顔氏は100キロを超す巨漢で、15年以上も高血圧を患っており、高血圧性心疾患、高血脂症、高尿酸血症、慢性C型肝炎の持病があり、2005年には心臓の血管拡張手術も受けている。今月17日にも心臓の痛みを訴えて入院し、19日に退院したばかり。今回の急性心不全の原因には、アルコールや疲労のほか、収監のプレッシャーも大きく関係しているとみられる。

 顔氏は目下、意識もはっきりしており、会話もスムーズ。見舞いに訪れた検察官に「おれは逃げない、必ず服役する」と約束したという。

 顔氏の心不全については、電話による世論調査でも、「仮病だ」43%との見方が、「仮病ではない」37%を上回っている。しかし、顔氏と親交のある王金平立法院長は、「彼の人柄からして、仮病はありえない」と擁護している。