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郭鴻海董事長が結納式、「財産の9割寄付」を表明


ニュース 社会 作成日:2008年7月24日_記事番号:T00009047

郭鴻海董事長が結納式、「財産の9割寄付」を表明


 台湾有数の富豪である鴻海精密工業の郭台銘董事長は23日、台北君悦飯店(グランドハイアット台北)にてダンス講師、曽馨盈さんとの「文定(結納式)」を挙行した。宴席の最中、郭董事長は、「将来財産の9割を社会福祉のために寄付する」という声明を発表し、新婦となる曽さんもこれに同意しサインした。現時点での財産1,733億7,600万台湾元(約6,150億円)から計算すると寄付総額は1,560億元に上り、個人の寄付金としては台湾では歴代1位、華人では歴代2位の記録となる。ちなみに華人1位は香港最大の企業グループ、長江集団創設者、李嘉誠氏の3,546億元。24日付蘋果日報が報じた。

 婚約式の宴席は4テーブルが用意され、出席できないとされていた馬英九総統が急きょ参加したほか、媒酌人を務めた呉敦義国民党秘書長や、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長夫妻が招かれた。

 また「文定」で新郎側から新婦側に渡される「聘金(結納金)」は1,000万元を超えるとのうわさも流れたが実際には50万元で、しかも新婦側は聘金を包む「紅包袋」のみを受け取り、聘金自体は受け取らなかった。婚約指輪も14万元、宴席料理も台湾北部の「小吃(台湾式伝統軽食)」を主体とした質素なものだった。ただ、郭董事長が新婦側に贈った4組のネックレスは数千万元のものだったという。

 郭董事長は前妻の林淑如さんを3年前にがんで亡くしており、今回は再婚となる。結婚式は26日の予定で、連戦国民党名誉主席が立会人を務めるとみられる。