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中国メディアの「中国台北」、国台弁は放置姿勢


ニュース 政治 作成日:2008年7月24日_記事番号:T00009049

中国メディアの「中国台北」、国台弁は放置姿勢


 中国メディアが北京五輪に関連して、台湾を「中国台北」という名称で報じている問題で、国務院台湾事務弁公室(国台弁)の李維一、楊毅の両スポースクパーソンは23日、「『中華台北』の名称は、1989年の両岸(中台)の香港協議で取り決めた規定の範囲内で使用しており、その範囲外では『中国台北』を使い続けている」と説明した上で、「『中国台北』は、大陸メディアが79年から習慣的に使い続けている用語であり、敵視や矮小化などの意図はなく、台湾に圧力を加えるものでもない」という認識を示した。24日付中国時報が報じた。

 これに対し、行政院大陸委員会(陸委会)の高官は、「大陸側は最終的には善意を示してくれると考えている」と述べ、中国政府によるメディアへの指導に期待を示した。

 この問題は、中国の五輪国際プレスセンターが「Chinese Taipei」の中国語訳を「中国台北」としたことが発端で、台湾側は強い抗議を行ったとしている。国台弁の両スポースクマンは23日、「五輪の会場内では一律、『中華台北』を使用する」と表明した。